新年明けましておめでとうございます!
2017年は酉年ということで、鶏好きの私としてはなかなか嬉しい年です。ちなみに一番好きなのは猩々チャボ、そんなツバメホームズの小野をどうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。
さてさて、鶏といえば、いわゆる「鬨の声(ときのこえ)」。鶏が朝を知らせる一番の声から、戦の時に士気を鼓舞するため一斉に「エイエイオー」などと叫ぶ声の事を指すようになりました。
つまり、酉年である今年の初日の出を見ながら挙げる声こそ真の「鬨の声」。こいつは新年早々縁起が良さそうじゃありませんか?
というわけで、小平市内で初日の出が見られる所を色々探してみました。
候補その1:グリーンロードの「馬の背」
小平市のグリーンロードを花小金井駅から三鷹方面に歩いていくと、盛り土の上に道が続いているようなところがあります。
こちらは通称『馬の背』。村山貯水池からうまく水を引くために堤を作ってその中に送水管を作った所、何だか馬の背中みたいに見えるという事でこの名が付いたとの事。
こちらで初日の出を見たと言う人がいましたので話を伺った所、時にはイベントも組まれるほどのメジャーな場所だそう。なるほどなるほど、ではまず、超有名なこの場所はおさえとしてとっておき、他の知られざる日の出スポットを探します。
候補その2:どっか高い場所。
他にも候補がないかな~、と小平市内で早朝登れるような、どっか高い場所を探してみました。…が、さすが小平。その名に恥じぬ平らっぷり。
小平の平らっぷりと言ったらそれはもう
「中央公園のところにある丘ならちょっと高いんじゃない?」
「いや、その手前の林のほうが背が高いよ」
なんて会話をしているくらいです。イッツヒラタイズム、小平。
というわけでどっか高い所作戦は却下。我々は川口浩探検隊ばりに知られざる日の出スポットを探すのでした。
候補その3:小平駅構内。
実は12月上旬に小平駅で朝日が見える、と人づてに聞きまして。
ということは冬至を挟むことによって1月1日も駅のホームから見えるのでは?
そんな予測を立て、元旦の朝の我々は歩いて小平駅に向かいました。
夜明け前の小平の町並み。
なかなかムードがあってステキ、と思うのは身内びいきでしょうかね。
そんな感じで日の出前に小平駅に到着。最寄り駅までの切符を購入して西武新宿行のホームに降りてきました。この時点で時刻は6:45。日の出予定時刻は6:52でしたのでベストタイミングと言えましょう。
新宿方面をずっと眺めていると、他にも日の出待ちのような方がチラホラ。
特に話しかけ合うこともありませんが、何だかほんのりと一体感があって嬉しい。これぞ初日の出待ちの醍醐味ですね。
じっと東を眺めていると、念願の初日の出を拝むことが出来ました。
しかも太陽が地面を離れる瞬間、電車が来てツーショット。ちょっと良い絵過ぎやしませんか、泣かせんといてやぁ。
さて、冒頭でお話した「鬨の声」ですが、全くそんなことできる空気ではありません。まあそれはそうですね住宅街ど真ん中ですし。真田丸は去年で終わってしまいましたし。
そういえばさっき笑ってはいけないでサンシャイン池崎さんを拝見しましたが、今なら「イエェェ--イ、ジャスティス!!!」とかのモノマネなら許されるでしょうか、いや駄目ですね。私芸人さんじゃなくて不動産屋ですし。
そんな感じでしたので、せめて心のなかで「日本の夜明けは近いぜよ」と竜馬ぶりながら帰宅いたしました。
でも、寒さを避ける場所もあるし、ちょこっと行って日の出を拝んだ後はスマートにお家に帰れるし、とてもお勧めの初日の出スポットです。来年以降も、ぜひ!